ステップグランドスタッフ の口コミ・評判

私は以前、地域では比較的大きな幼稚園で保育士として数年勤務していました。
その園では送迎バスを数台保有し専属の運転手も数名常駐しているので、園外保育がとても充実した環境で人気でした。各クラス月に一度は必ず園外へ行くというのが触れ込みで、他の園ではなかなか経験できない事を提供出来る園だと思い選びました。

もちろん、子ども達にとってはとてもいい環境ではありましたが、その分実際に働く保育士としての負担がとても大きな事が分かりました。
園外に出るときには必ずクラスの担任とサブの先生がつくのですが、その間は丸一日通常の保育内容を勧めることが出来ません。
私が働いていた時はサブの先生は2クラスに1人でしたので、クラスで日程が違う際は2日間は担任1人での対応となってしまいます。
普段であれば、担任が保育中（幼稚園なので授業中？）であればサブの先生が制作物の手直しや、行事の準備などを進めていけるのですが、それが滞る為持ち帰って手直しをしたり、遅くまで残り準備をしたりとかなり大変だった記憶があります。

行事の前なんかは特に園外保育に行き帰って来てその日の申し送り、その後に行事の準備や段取りを行い、帰って制作の手直しや次の制作の準備と、毎日休まる日がなかった覚えがあります。
それでも、子ども達が喜んでくれるのが一番なので後悔はないですが、園を選ぶ際には園の特色と保育士としての仕事量というのもしっかり天秤にかけ加味するべきだと思いました。

地域ではよく知られた保育園で、待遇も比較的良いです。
保育士の仕事は多岐にわたります。
朝は子どもを保育園に迎えて、時間がくれば見送りをします。

着替えやおむつ替え、食事、お昼寝など子どものスケジュールにそってサポートします。
運動の際には一緒に遊び、手をつないで散歩もします。

しつけやトイレトレーニングも行います。
保護者との連絡を密に行うため、連絡ノートの記入も丁寧にします。
イベントがあれば準備と片付けもします。

保護者から子どもを預かる仕事なので、常に子供の健康と安全に配慮しています。
初めて子どもを持った保護者の中には子育てで悩む人もいるので、育児相談にも乗ります。

大変な仕事で疲労困憊の日も多々ありますが、子供たちの笑顔に癒されています。

私立の幼稚園で勤務をしていました。新卒でこの幼稚園に就職しましたが、この職場を選んだのは「有名園だったから」という理由でした。
市外からも入園児が来るほどの人気園で、園児数は600人を超えるマンモス園でした。
マンモス園ということもあって、仕事量はとても多く、行事なども多かったため、毎日の残業は当たり前でした。

特に発表会の前などは、衣装作りに追われる毎日で、勤務時間は12時間を超えることも多かったですが、もちろん残業代などはありません。
入社前に描いていた「キラキラした素敵な園」というイメージの裏には、こんなにもたくさんの先生たちの残業と苦労があったのか…と思い知りました。

時期によって先生たちの顔が疲れ果てていたのが印象的です。
保育・教育という仕事自体はとても楽しく、やりがいのあるものだったし、本当に子どもたちは可愛かったですが、保育以外の仕事にかなりのエネルギーを吸い取られてしまったのが残念でした。
園自体のイメージなどは大切ですが、イメージだけでなく実際に保育者が子どもと向き合う時間や、保育そのもののために準備をする時間、というものがどれくらい確保できる園であるかを見極める必要があると感じました。

幼児期の遊びを通した学びが将来子どもが生きていく上での生きる力を養うと言われています。
子どもの遊びを存分に保障し支えられる園で働きたいと思い、遊びを重視の保育ビジョンを持つ園を選びました。

子どもが自由に遊べるという事は、その分怪我を予測しない無謀な挑戦や遊びの中での喧嘩も増えるということ。
それぞれの子が今どこで、何をしているのかを把握し、その遊びの展開を予測しながら関わり方を変えていくスキルが求められます。

一方で喧嘩をしてこそ、友だちの気持ちに気付けるような実のある喧嘩は摘まずに経験させたいものです。
物の善し悪しを判断しきれない幼児期の子どもたちにとって、何を経験させてあげるのか考えながら日々子どもや保護者と関わっていく専門性やスキルが求められる立派ななお仕事です。