派遣保育士の社会保険制度と加入するメリットについて

Tweet

Pocket

残業が少なく勤務日数や時間などの調整もしやすい派遣保育士は保育士の新しい働き方として注目されていますが、社会保険は完備されているのでしょうか。

ここでは派遣保育士の社会保険制度と加入するメリットについてご紹介します。

派遣保育士の社会保険制度について

社会保険とは厚生年金（老後の蓄えとなる年金）と健康保険（公的な医療保険制度）を合わせたものを意味しており、派遣保育士の場合も契約期間が２ヶ月を越える場合は強制的に加入することになります。

２ヶ月以下の場合は自分で国民年金や国民健康保険に加入しなければなりませんが、下記の条件をすべて満たす場合は加入の対象となることがあります。

・１週間の所定労働時間が20時間以上である

・賃金が月額８万８千円以上である

・勤務期間が１年以上である

社会保険に加入するメリットについて

社会保険に加入する場合は毎月の給料からいくらか天引きされることになるため、正社員で働いているわけでもないのに何だか損をしているように思うかもしれません。

しかし社会保険に加入することは決して無駄ではなくメリットも大きいといえます。

厚生年金に加入することで将来の年金を増やすことができますし、派遣会社が半分負担してくれますので自己負担は半額で済みます。

また健康保険料も半分以上を派遣会社が負担してくれますし、傷病手当金や出産手当金など国民健康保険や扶養内では支給されない給付を受けることが可能です。

このように派遣保育士でも社会保険は完備されていますし、分からないことがあっても派遣会社の担当者に相談することもできますので安心して働くことができます。

派遣期間によってはまれに社会保険に加入できないケースもありますので、契約時にしっかりと確認しておくことが大切です。